2011年4月29日金曜日

Nintendo3DS レポート - その7 音楽プレーヤーとか

私はほとんど音楽を聴きません。例外は自動車内だけです。
しかし、Nintendo3DSには音楽再生機能が付いているのでとりあえず試してみました。
再生可能なファイル形式はMP3とDRMなしAAC(拡張子m4a,mp4,3gp)です。
DSiではAACだけだったことを考えると、
MP3サポートはちょっとした進化と言いたいところですが、
MP3なんて当たり前なのでやっと普通になったというべきでしょう。
なお、音楽ファイルはSDカードのどこにおいていても
勝手に探して表示してくれます。

Homeメニューから「ニンテンドー3DSサウンド」を立ち上げれば音楽が再生できますが、
携帯プレーヤというよりもPCのジュークボックスソフトに近い感じの
アプリケーションに仕上がっています。
機能的な不足は特にはありません。
内蔵スピーカーでも聞くに堪える音質ですし、
それなりのイヤホンを使えば専用携帯プレーヤに匹敵する音質だと思いますが、
このあたり私の主観ですのであしからず。

さて、3DSが通常の音楽プレーヤーに勝っている部分として、
再生音声の加工ができる点が挙げられます。
音の高低や再生速度の制御はなかなか面白いです。
が、正直どれだけのユーザが使っているのか…
ボイスレコーダも本格的に実装されていれば
使い道もあったのでしょうが。
もっともマイクが外付けできなくなった時点で
実用にはならないでしょうけど。
まあ、ごく普通のSDカードな持ち運びできる再生機とみれば
十分実用的だと考えています。
そういえばDSiの音楽再生機能から目に見える進化はないように思えます。

今後どうなるかはわかりませんが、
動画再生機能を加えた「ニンテンドー3DSメディア」とかに
バージョンアップしてほしいものです。

2011年4月28日木曜日

ServersMan@VPSの2011年4月度のアップデートでVPN

毎月律儀にアップデートしてくれるServersMan@VPSには頭が下がります。
で、2011年4月度のアップデートでは
恒例のスロットマシーンでHDD増量1GB×3回と
地味ではありますが結構効いてくるディスクI/Oの改善、
それについにTUNデバイスのサポートが開始されました。
TUNというとネットワーク層をシミュレートする仮想ネットワークデバイスです。
ちなみに仮想ネットワークデバイスにはもう一種類あり、
それはデータリンク層をシミュレートするTAPです。
今回TAPには対応してもらえませんでしたが、
TAPもTUNもそれぞれに利点や欠点があるので
またの機会に対応をお願いしたいものです。

ところでこのTUN、
さすがにVPSで仮想マシンを動かそうとは思いませんから、
その用途はVPNということになります。
今までもやろうと思えば PPP over SSH なんかで
VPNも構築できたのでしょうが、
面倒なことしてVPN張っても大した使い道もないので。
私は試していません。

ですがTUN+OpenVPNで
VPSをハブというかセンタールーターにしてVPNでいろいろ結び、
自宅と出先を透過的につないだり、
IPv4しか使えないアクセスラインから
VPSを踏み台にしてNATをはさんで
IPv6ネットワークに透過的にアクセスしたり、
といったことがわりと楽にできるようになるでしょうから、
ためしに設定してみたいと思っています。
その顛末は改めてここでも紹介することにします。

2011年4月27日水曜日

地上波アナログテレビ放送停波時期延長(岩手、宮城、福島)

あと約3ヵ月後の2011年7月24日に地上波アナログテレビ放送が停波されるはずでしたが、
今回の東日本地震の被害状況を鑑み、
岩手、宮城、福島の3県では最大一年延長されることになりそうです。

ただし、これ少々疑問です。
というのも今から新規に手に入るテレビはすべて地デジ対応で、
最近は地アナ非対応機まで出てきている状況で、
地アナ停波を先延ばしにする意義がそれほど大きいのかどうか。
東北や北関東であればもともとUHFアンテナも立っているでしょうし、
受像機さえ何とかなれば何とかなってしまうと思うのですが、
私の認識が甘いということなのでしょうかね。

地アナを停止すればその送信電力も節約できますし、
夏に向けて悪くない選択だと思っています。
先の3県の自治体というか総務省によると、
地デジ関連設備の被災状況として、
共同受信設備やアンテナや受信機の損壊が目立っているということですが、
それは地デジ固有の問題ではなく地アナでも同様と思われるので、
地アナ停波を先延ばしにすることは何の解にもならないでしょう。

もちろん地アナ停波直後に少なからず発生するかもしれない混乱を、
震災の混乱と切り離すため先延ばしするというのならわからないでもないのですが、
じゃあ、12月になったら、
あるいは来年3月になったら落ち着いているのかというと
多分そうでもないでしょう。
それなら、7月24日からは放送局ごと地域ごとの輪番停波で
問題を洗い出し早期に本格停波に持っていくぐらい
やってもいいのではないでしょうか。

2011年4月26日火曜日

ServersMan@VPS(debian-32bit)を好き勝手に設定 - その3 - svn

ServersMan@VPS(debian-32bit)でソフト開発する際に、
ソースコード管理のためのsvnをセットアップします。
いまどきはgitだろとか言われそうですが、
中央管理型のsvnのほうが便利な場面もありますから。
webdav経由で使えるようにします。
まずは以下を実行します。

# apt-get install subversion
# apt-get install libapache2-svn
# apt-get install libapache2-mod-encoding
# a2enmod dav_svn
# cd /opt
# mkdir svn
# cd svn
# svnadmin create /opt/svn/<リポジトリ名>
# cd ..
# chown -R daemon:daemon svn/

次に、"/etc/apache2/httpd.conf"に以下の内容を追加します。

Alias /svn "/var/www/svn"

<Location /svn/<リポジトリ名>>
DAV svn
SSLRequireSSL
SVNPath /opt/svn/<リポジトリ名>
</Location>

最後に以下を実行してapacheを再起動します。

# /etc/init.d/apache2 restart

なお、ここにパスワード認証を掛けたい場合は

# cd /etc/apache2
# htpasswd -c .htpasswd_svn_<リポジトリ名> <ユーザ名> <パスワード>

で、パスワードファイルを作って先のLocationディレクティブの中に

AuthUserFile /etc/apache2/.htpasswd_svn_<リポジトリ名>
AuthGroupFile /dev/null
AuthName "領域名"
AuthType Basic
require valid-user

を追加すれば可能です。

2011年4月22日金曜日

Nintendo3DS レポート - その6 通信とか

Nintendo3DSにはDSiと同様にIEEE802.11b/gの無線LAN機能が付いており、
これを利用した3DS同士のアドホック接続やインターネットへの接続が可能です。
ただし、インターネットへの接続は5月のファームウェア更新を待つ必要があり、
これによってニンテンドーeショップからのゲームのダウンロードと
ウェブブラウザが利用可能になる予定です。
個人的にはウェブブラウザがネットフロントベースということに引っかかってはいるのですが、
実際問題DSiでもブラウザはほぼ使ってないですし、
3DSでも使うことはないかと。

とりあえず私が今試せるネット機能は
内蔵ソフトのすれちがいMiiとnintendogs + catsのすれちがい通信しかないのですが、
残念ながら未だすれちがえません。
発売時に40万台売れ、その後も積み上げて100万台弱ぐらいはいっているみたいですが、
私の行動範囲+αで稼動している台数なんてしれてるでしょう。
東京では結構すれちがえているようですので、
地方在住者の辛いところということでしょうか。

2011年4月21日木曜日

iPadとポケモンタイピングDS

iPadを購入してから便利に利用しております。
起動が早く操作反応のよいiPadは
ちょっとネットサーフィンするのに十分快適です。
どうしてもPCである必要がある作業以外はiPadで済ませています。
もちろんオールラウンドに使えるというわけではなく、
このブログのような長文を書いたり、
そこにハイパーリンクを埋め込んだりというような作業はPCを使っています。
いろいろ理由はあるのですが、
やはり大量の文字入力や編集には厳しいものがあります。

iPadはその辺を考慮してかbluetooth接続のワイヤレスキーボードに対応しています。
あったら便利かなとは思いつつも、
スティーブ・ジョブス総帥がいっているとおり
タッチパネルとキーボードの組み合わせは相性がよくないんですよね。
キーボードを使うとなると
iPadをチルト調整可能なスタンドに立てないと使いにくいですし、
しっかりとして重量のあるスタンドでなければタッチ操作に支障が出ます。
まあノートPCがあるので無理にiPadを使う必要もないですし、
そもそもそんなに安くはない買い物ですし。

ところで、任天堂から2011年4月21日にNintendoDS用ゲームバトル&ゲット ポケモンタイピングDSが発売されます。
これにはbluetoothのキーボードが付属しており、
任天堂の岩田社長によるとiPadにも非公式対応しているそうですし、
そこそこの価格です。
マンマシンインターフェイスにこだわり、
抜群の強度を誇る任天堂製品ですから、
きっとものもいいでしょう。
今わかっているスペックは、
大きさが264mm×113mm×20mmということで、
B5ノートPCのキーボード並みの大きさです。
キー同士がくっついておらずMacBookのようなデザインでキーピッチは17mmだそうです。
やや厚いですが電源が単三乾電池ということでやむをえないでしょう。
ちなみに単三乾電池2本駆動で、
アルカリ電池なら約1500時間使用ということですので、
ヘビーに使っても数ヶ月は持ちそうです。
電池込みの重さが約300gということでNintendo3DSより少し思い程度です。
キーレイアウトはPC用の106キーキーボードがベースのJIS配列で
[半角/全角]キーはあるもののそのほかに日本語はなく、
ローマ字かな入力しか考えていないということでしょう。
これからキーボードにさわろうというような子供に
かな入力などさせる必要はありませんからねえ。
ファンクションキーが一切なさそうなのは残念ですが、
[Fn]+[半角/全角]で[Esc]キーもあるように見えるのでPCにも普通に使えそうです。
もしかしたらWiiでもファームウェアバージョンアップ使えるようになるかもしれませんね。
やっぱり文章の入力にはキーボードが一番です。

2011年4月20日水曜日

IPv4アドレスが本当に枯渇

4月15日、APNICのIPv4アドレスプール分が枯渇し、
いよいよ新規IPv4アドレスの取得ができなくなりました。
今後はIPv6のために必要なIPv4アドレスに限って新規発行が可能という、
ややこしいことになります。
また、今後IPv4アドレスの事業者間取引も始まる予定ですが、
かつての電話加入権の売買のようなにおいもしなくはありません。

さて、IPv4網の増殖ができなくなることについては
私はなんとも思っていないのですが、
ISPのIPv6対応が遅すぎることには腹を立てています。
ここまできて未だにIPv6網へのアクセス回線が整備されず、
IPv6を使いたくても使えない状況に改善がありません。
とにかくイーアクセスのADSLとb-mobile WiFi
IPv6が使えるようになってくれないと困ってしまいます。
しばらくはServersMan@VPSを踏み台として
IPv6にアクセスするしかなさそうです。

2011年4月19日火曜日

ServersMan@VPS(debian-32bit)を好き勝手に設定 - その2 - webdav

ServersMan@VPS(debian-32bit)をストレージとして使おうと思っていますが、
sftpだけだとポータビリティに欠けるので、
セキュリティ確保のためhttps上でwebdavを使えるようにします。
まずは以下を実行します。

# a2enmod dav
# a2enmod dav_fs
# a2enmod dav_lock
# cd /var/www
# mkdir dav
# chown -R daemon:daemon dav/

次に、"/etc/apache2/httpd.conf"に以下の内容を追加します。

Alias /dav "/var/www/dav"

<Location /dav>
DAV on
SSLRequireSSL
</Location>

最後に以下を実行してapacheを再起動します。

# /etc/init.d/apache2 restart

これで、https で dav ディレクトリにアクセスすると、
webdavとして使えます。
なお、ここにパスワード認証を掛けたい場合は

# cd /etc/apache2
# htpasswd -c .htpasswd_dav <ユーザ名> <パスワード>

で、パスワードファイルを作って先のLocationディレクティブの中に

AuthUserFile /etc/apache2/.htpasswd_dav
AuthGroupFile /dev/null
AuthName "領域名"
AuthType Basic
require valid-user

を追加するか、
"/etc/apache2/httpd.conf"に

<Directory /var/www/dav>
AllowOverride All
</Directory>

を追加して、"/var/www/dav/.htaccess"ファイルを

AuthUserFile /etc/apache2/.htpasswd_dav
AuthGroupFile /dev/null
AuthName "領域名"
AuthType Basic
require valid-user

とすることで可能です。
後者であれば、/davのサブディレクトリそれぞれに異なる設定が可能です。

2011年4月15日金曜日

Nintendo3DS レポート - その5 内側カメラとか

Nintendo3DSにはカメラデバイスが3つ付いており、
そのうち1つは内側を向いていてゲームを遊んでいるときの自分を撮影できます。
内蔵ソフトの「ニンテンドー3Dカメラ」では普通に写真を撮ったり、
外カメラとあわせて合成写真を作ったりもできますが、
私にとってありがたいのは「Miiスタジオ」で
顔写真からMiiを自動生成してくれる機能がついていることです。
私の場合自動生成された自画Miiは気に入らなかったので修正を加えたのはないしょです。
私のように絵心がないと、いくら手軽なMiiといえども
人に似せて作るのはかなりしんどいのですが、
ベースを自動で作ってくれるなら、修正ぐらいは何とかなります。
MiiのデータはQRコード経由で交換も簡単ですし、
Wiiのときより広まるのではないでしょうか。

内側カメラはnintendogs + catsで飼い主の顔認識にも使っているようですが
本命はやはりビデオチャットでしょう。
3DSではOSの整備もあって、
ゲーム中でも他のアプリケーションを立ち上げられるようになっています。
ビデオチャットできるダウンローダブルな準内蔵ソフトは出てくるでしょう。
SkypeかFacetimeか任天堂独自かはわかりませんが、
私はGoogle Talk(XMPP)を希望します。

2011年4月14日木曜日

さようならD端子

昔STBの開発に携わったときに知ったものの、
はるか先のことだから関係ないやと思いその後完全に忘れていましたが、
2011年発売開始のAV機器に関して、
AACSの規定によりD端子からのハイビジョン信号の出力ができなくなりました。
ついでに言えば、2014年以降はアナログのビデオ出力自体が禁止になります。
つまり、今販売しているような簡易型の地デジチューナは
3年後には影を潜めるということになります。

地デジチューナについてはおいておくとして、
先日紹介したDIGAの2011年春モデル
DMR-BZT900,DMR-BZT800,DMR-BZT700,DMR-BZT600,DMR-BWT500,DMR-BRT300
でも、D端子からはHD画質の出力はできず、
DMR-BR30にいたってはD端子が付いていません。

私個人としてはD端子入力のキャプチャーカードを持っているわけではないですし、
D端子が廃止されても実際には痛くもかゆくもないのですが、
制限されるのは大っ嫌いなので
なんだか旧機種のDMR-BW780DMR-BW680が無性にほしくなってきました。
困ったものです。

2011年4月13日水曜日

携帯電話への迷惑メール

なぜか昨年の12月31日から急に携帯電話にたくさんの迷惑メールが届くようになり、
その都度そのドメインを拒否リストに加えて対処しています。
この拒否リストを編集しようといろいろ触っていたのですが、
なんとPCから可能なんですね。

携帯電話の[Eメール設定]メニューの[迷惑メールフィルター]から
[PC設定用ワンタイムパスワード発行]でパスワードを発行してもらい。
PCのウェブブラウザで迷惑メールフィルター設定を開いて
メールアドレスと先のパスワードでログインします。
ここで迷惑メール関連のすべてが設定できます。

とりあえず拒否リストを少し編集し、
きちんとしたドメインならSPFレコードの設定はきちんとしてるという仮定のもとに、
[なりすまし規制]を"高"にしておきました。
私が運営するドメインでもSPFは設定してますし、多分問題ないでしょう。

ちなみにauでは拒否リストは200ドメインまで登録できるようになっておりますが、
先日ついに上限に達してしまいました。
最古の拒否ドメインに上書きする形で登録してはいますが、
それも面倒になってきたので
指定ドメインのみの受信許可への移行を今検討しているところです。
その先には EZ WIN のオプションを外すというのもあります。
月315円うきますし、携帯端末が高度化して、
携帯電話でのネットサーフィンやメールは今後使わない方向になっていくでしょうし。

2011年4月12日火曜日

ServersMan@VPS(debian-32bit)を好き勝手に設定 - その1 - https

Serverman@VPS(debian-32bit)では標準ではhttpsに対応していなかったので、
セキュリティーの一環ということで対応させておきました。
以下で手順を記述しておきます。

最初にopensslの設定です。
/etc/ssl/openssl.cnf の [usr_cert] セクションの nsCertType アイテムについて

nsCertType = server

とします。
同様に [v3_ca] セクションの nsCertType アイテムについて

nsCertType = sslCA, emailCA

とします。
これらは実際にはコメントアウトしているのを取り消すだけです。

次に鍵や証明書を作成します。

# cd /usr/lib/ssl/misc/
# ./CA.sh -newca

を実行して対話型で入力していきますが、
CA certificate filename はなし、Enter PEM pass phrase は適当なパスワード、
A challenge password と An optional company name には何も入力せず、
Enter pass phrase for ./demoCA/private/./cakey.pem には先のパスワードを入力し、
それ以外は適当に設定していきます。
なお、Common Name はサーバのホスト名(FQDN)でいいです。
続いて同じ要領で以下を実行し、生成された証明書等を以下のようにコピーします。

# ./CA.sh -newreq
# ./CA.sh -sign
# mkdir /etc/apache2/ssl
# cp newcert.pem /etc/apache2/ssl/
# cp newkey.pem /etc/apache2/ssl/
# cd /etc/apache2/ssl

また以下を実行してパスフレーズを除去します。
途中でパスフレーズを要求されますが、
先に設定したパスワードを入力すればいいです。

# cp newkey.pem newkey.pem.bak
# openssl rsa -in newkey.pem.bak -out newkey.pem


さて、最後にapacheの設定です。
まず /etc/apache2/httpd.conf にServerNameディレクティブを

ServerName <サーバのFQDN>

で設定し、

# cd /etc/apache2/sites-enabled/
# ln -s ../sites-available/default-ssl 001-default

を実行して、001-default の DocumentRoot ディレクティブを

DocumentRoot /var/www/html

SSLCertificateFile ディレクティブを

SSLCertificateFile /etc/apache2/ssl/newcert.pem

SSLCertificateKeyFile ディレクティブを

SSLCertificateKeyFile /etc/apache2/ssl/newkey.pem

になおして

# a2enmod ssl
# /etc/init.d/apache2 restart

でapacheが再起動すれば完了です。

2011年4月8日金曜日

Nintendo3DS レポート - その4 外側カメラとか

Nintendo3DSにはカメラデバイスが3つ付いており、
そのうち2つは外側を向いていて周辺の立体写真を撮影できます。
テーブルの上にいろいろ物を置いて
内蔵ソフトの「ニンテンドー3Dカメラ」で立体撮影すると
生で見たのとはまた違った奥行き感を体感できます。
解像度はそれほど高くはありませんが、3DSで見る限りは必要十分です。
撮影した写真は挿入しているSDカードにJPEGファイルとして保存され、
3D写真はMPO形式で保存されます。
なおSDカードのディレクトリ構成はデジカメと同様です。
今のところ3SD以外に立体視可能な機器が手元にないため
MPOファイルの互換性については何も確認できていませんが、
MPOは一般的な形式なため多分3D対応PCで見えるのではないでしょうか。

外側3Dカメラの能力を垣間見せる内蔵ソフトもきちんと用意されており、
「ARゲームス」と「顔シューティング」がそれです。

「ARゲームス」はトランプのようなARカードをカメラで認識させ、
撮影した背景の中にあたかも何かあるようにCG合成する
いわゆる拡張現実(Augmented Reality)という技術デモを、
ちょっとゲーム仕立てにしたようなソフトです。
内蔵のミニゲームに過ぎずボリュームが小さいのが残念ですが、
3DS内蔵の加速度センサやジャイロセンサでの操作とあいまってかなり面白いです。
こういうのを5月から始まるニンテンドーeショップで
低価格でたくさん配信してほしいですね。

「顔シューティング」はあらかじめ撮影した他人の顔が、
そこらじゅうから迫ってくるのをやっつけるミニゲームで、
「ARゲームス」がARカードを原点とした極座標上でプレーヤーが移動していたのを、
「顔シューティング」はプレーヤーを原点とした極座標上での遊びとなっています。
これもかなり面白いです。
提案ですが、通信で複数の3DSを同期させて、
敵をやっつけていくようなゲームに発展させられたら、
例えば2人が背中合わせで360度から敵が迫ってきたりとか
4人で家の中を探検して敵を制圧するようなものにできれば、
もっと面白くなる予感がします。
ダウンロード配信のミニゲームクオリティでかまわないので
種類と価格に期待しています。

ちなみにARカードはすぐになくしてしまいそうですが、
pdfファイルをカラー印刷することで自作できます。
部品扱いで任天堂のサイトから500円で入手もできますが、
PCとカラープリンタをお持ちなら印刷してしまいましょう。
拡大印刷とかすると面白いです。
ちょっと面倒ですが、Foxit J-Reader と CubePDF を利用して
ARカード1枚をA4まで拡大したPDFを作成できました。
ただし、著作権の関係もありますので、
ここでそのファイルを公開することは控えたいと思います。
ちなみにそのPDFを拡大印刷すればA3にしたり出来ますし、
あるいはプリンタドライバの機能で縦横4倍(面積で16倍)の分割印刷すれば
A0相当にまで苦もなく拡大できます。
私の持っているBrother DCP-595CNだと縦横3倍(面積で9倍)まで可能です。
ただ、このように作成した巨大ARカードでも
映し出されるキャラクターの身長はカードのたて方向の長さ程度にすぎません。
社長が訊くで紹介されているような等身大というのは、
何か特殊な処理をしている可能性があります。
とりあえずクラブニンテンドーで「大きなARカード」が配布されるのを待つことにします。

2011年4月7日木曜日

iPad2

日本ではまだですが、ついに発売されたiPad2、
初代iPadとの違いは、

  • CPU,GPUが高速に

  • 前面と背面にカメラがついた

  • ジャイロがついた

  • 3G版にバリエーション

  • 軽薄に


という程度でしょうか。
まあ正常進化というか事前の予想通りというか。

iPad2自体にはさして興味はないのですが、
副作用によってiPadが値下がりしていてこちらは非常に興味があります。
最近は、音楽プレーヤとしてのiPod touchとか
激安価格もちらほら見かけるNetWalkerとか
日本通信のIDEOSあるいはLightTabなどに
物欲を掻き立てられておりましたが、
この際iPadも悪くないかなと思い始めました。
10インチあればbluetoothキーボードをつけて立派なネットブックもどきになりますし、
最近は日常的な作業はウェブブラウザだけで何とかなってしまいますし、
sshクライアントやvncクライアントもありますしね。
大きさ的にiPadを外に持ち出すのはどうかとも思っていましたが、
ネットブックを持ち歩くことを考えるとありえなくもないのかと。

というわけで買ってしまいました…iPad 16GB。
ちなみに購入した有料アプリケーションは

  • iSSH - SSH / VNC Consol


だけです。あとは無料のものでとりあえず十分っぽいですね。
必要があればクラウド側で作業すればいいわけですし。

2011年4月6日水曜日

2011年春期情報処理技術者試験

当初4月17日に実施予定であった2011年春期の情報処理技術者試験は
東日本大震災のため延期となり、
今のところ6月26日と7月10日に特別試験という形で
実施される運びとなりました。
詳しくはIPAのサイトをご覧ください。

私の受験予定のプロジェクトマネージャ試験は6月26日ということで
準備期間が2ヶ月増えたことになりますが、
合格できるかどうかは準備期間というより問題次第でしょうか。
午前Iは免除なのでどうでもいいとして、
午前IIはよほどのことがない限り
特に勉強してなくても大丈夫でしょう。
午後Iも問題選択を誤らなければ6割は取れると思います。
問題は午後IIの論述試験です。
過去問を見ていると明らかに書けそうもない問題が散見されるので、
出題される3問のうち1つぐらい
書けそうなテーマになっていることを祈るのみです。

2011年4月5日火曜日

ServersMan@VPS 2011年3月度定例アップデート

ServersMan@VPS 2011年2月度定例アップデートの内容は

  1. 32bitのみだったのが64bitのOSが選択可能になった

  2. 64bitのOSの場合ip6tablesが利用可能となった

  3. iptablesのエントリー数拡張


ということで私にはあまり関係ありませんでした。
64bitに変えるにはインストールというか設定やり直しが必要で面倒ですし、
iptableもip6tableも今のところ使えなくても問題ないので。
何かのタイミングで64bitに移行するかもしれませんが、
しばらく先のことになるでしょう。
で、3月度のアップデートはどうかというと…

4月1日よりServersMan@Diskという月額210円/10GBの
オンラインストレージサービスが始まります。
この特徴は

  • 転送量無制限

  • PCのローカル上で操作が可能

  • WEBインターフェースからの利用

  • ファイルの履歴管理・復元機能

  • アクセス制限可能なファイルシェア機能


ということで、バージョン管理機能つきのウェブインターフェイス付き
オンラインストレージでWindowsの専用クライアントも使える、
というごく一般的なサービスです。
無料サービスでいうとdropboxとかzumodriveとかの競合サービスになるでしょうが、
無料で使えるのは2GB程度ですから、
月額210円/10GBはお手ごろ価格に思えます。
まあ私としては今のところ2GBあれば十分ですから、
ServersMan@Diskは必要ないかと。
それから、ServersMan@VPSでSVNやWebDAVを設定して
バージョン管理や他人への共有に対応した
オンラインストレージを構築しているので、
わざわざ別サービスを契約する必要はないと思っております。
ちなみに、このオンラインストレージ構築方法については
後日公開しようと思っています。

ところで、このServersMan@Diskのストレージに
ServersMan@VPSのバックアップが取れるようになる
というのがこの3月度のアップデートということになります。
ServersMan@VPS自体は冗長化されているので、
環境が壊れることはそれほど気にしなくていいものの、
自分のミスとかクラックされる可能性はゼロではないので、
フルバックアップやリストアは万が一のことを考えると有効です。
が、それだけのために210円/月はどうかと。
将来的にServersMan@Diskを
ServersMan@VPSにマウントできるようにするそうなので、
そのとき必要なら契約するのも選択肢としてはありです。
ServersMan@VPSのハードディスク容量の追加は
月額105円/10GBとServersMan@Diskの半額ですが、
他にもいろいろ使えるのでServersMan@Diskのほうが
ベターな場合もありますから。

2011年4月1日金曜日

NHK BSデジタル再編

明日2011年4月1日をもってNHKのBSデジタル放送は再編され、
BS1,BS2,BShiの3チャンネル体制から
BS1,BSプレミアムの2チャンネル体制に変更され
BS2は廃止となります。
とりあえず今夜の12時ごろはBS2にチャンネルを合わせておくことにします。
一週間ぐらい前からテレビの番組表では
3月31日の夜中の12時以降のBS2の放送予定番組がない状態になっており、
おそらく、明日から配信される番組表データからは
BS2自身がなくなっていることでしょう。

ざっくり言うとNHKのBSデジタルは
1チャンネル(48スロット)を3つに分けて
BS1とBS2の標準画質放送とBShiのハイビジョン放送の
3チャンネル体制としていました。
他のBSデジタルや地上波がハイビジョンが標準となっている昨今、
BShiというネーミング自体が時代錯誤となっていましたが、
今回の再編でついにハイビジョン2チャンネル体制へ移行ということになります。
SUPER BOWL XLVIはハイビジョン生中継で見られそうです。

7月24日に地上波アナログ放送が停波しますが、
同時にBSアナログ放送(BS1、BS2、アナログWOWOW)も停波され、
10月からBSデジタルの新規チャンネルが開始されれば
10年越しのテレビ電波の整理が完了となります。