2011年9月30日金曜日

Serversman@VPSでDNSの逆引き

Serversman@VPSの2011年9月度の定例アップグレードで、
他社から取得している独自ドメインでも
DNSの逆引きができるようになりました。
今のところ私の用途では逆引きできる必要はないのですが、
ネットワーク的にもできたほうがいいに決まっています。

やり方は簡単で、
DTIのトップページからMyDTIにログインし、
[契約中サービス]-[ServersMan@VPS *プラン]
-[VPSサーバ情報]-[他社管理ドメイン設定]の[設定]をクリックし、
さらに[設定]をクリックしてサーバのFQDNを入力すればOKです。

$ dig -x <IPアドレス>

とか

$ nslookup <IPアドレス>

で設定されているか確認してみればいいでしょう。

ところでServersman@VPSでは今回同時に中国語によるサービスも開始しました。
中国国内の検閲を回避したい中国のユーザが踏み台に使うのが
主な用途になるんでしょうかね。

2011年9月29日木曜日

マイクロフォーサーズの電動ズームレンズ

一眼カメラことLUMIX Gシリーズの勢力拡大を加速させるべく、
パナソニックがパンケーキ型の望遠レンズH-PS14042を投入してきました。
以前GF3が発表されたとき、
こんなレンズがあればというようなことを書きましたが、
意外と早く登場となりました。
早晩GF3とのセット販売も開始されることでしょう。
GF2までの流れはオリンパスのPENに譲り、
コンパクトデジカメの上位機種を駆逐していく武器になりそうです。

このH-PS14042、収納時は私も持ってる
単焦点のパンケーキH-H020と大きさがほぼ同じで、
わりと小さなGF3との組み合わせであれば、
割り切ったレンズ交換式カメラとして、
あるいはいつも持ち歩くコンパクトデジカメの代わりとして
かなりいい感じな気がします。
単焦点のH-H020は使いではあるのですが、
ズームができないため使い勝手にやや難があり、
「背景をぼかす」ことに興味がなく、
光学ズームがないといやだという
コンパクトデジカメユーザへのアピールが
これでようやくできるということでしょう。
個人的にはH-H020とH-PS14042を両方持ち歩いて
とっかえひっかえ遊ぶのは魅力的ですね。

普段GF1+H-H020を持ち歩いている私としては、
GF3+H-PS14042には物欲が刺激されるのですが、
ズームが使いたければH-FS014045もありますし、
なにより先立つものがありませんし。
とりあえずは様子見ということで。

ちなみにこのH-PS14042、
フォーカスリングとズームリングが
コンパクトデジカメのような電動式になっており、
動画撮影時の連続的な変化にはいいのかもしれませんが、
設定を突然大きく変えるのには向きません。
まああの薄さでリングを2つ並べても操作し辛いでしょうから
仕方がない面はあります。

ところで、H-PS14042と同時に発売されるのがH-PS45175です。
これらに共通するのは電動ズームリングと動画対応です。
H-PS14042についてはその大きさが今までにない特徴ですが、
H-PS45175はマイクロフォーサーズ登場時から存在する
大望遠レンズH-FS045200から大きさも性能も極端には変わらず、
買いなおすまでもないと思っており、
H-PS45175の存在意義がいまいち把握できませんでした。

しかし次の展開を考えるとき面白いアイディアが浮かびました。
片手で持つムービータイプボディーへの布石ではないかということです。
私はマイクロフォーサーズ規格が登場したとき、
古くからの一眼レフカメラタイプのボディだけではなく、
ビデオカメラタイプのボディが登場するのではないかと勝手に思い込み
マイクロフォーサーズを選んだのですが、
未だうわさすら出てきていません。
よくよく考えてみると今の状態では片手持ちボディにしたところで
ズームを操作するのに両手がふさがってしまうことになり、
そもそも片手持ちボディの意味がありません。
今回ズームが電動化されることで、
ボディー側からコントロールできるようになれば、
完全に片手での操作が可能になります。

ということで今年末あたり
なにか発表があることを期待して待っていることにしましょう。

2011年9月28日水曜日

有料放送とB-CASカード

もうすぐBSデジタルの新規有料チャンネルがいくつか開局しますし、
この機会にそれらとB-CASカードがどうかかわっているかについて
少々書いてみたいと思います。

地上波でもBSでも日本のデジタルテレビ放送はB-CASカードに依存しています。
これは放送されている動画や音声は暗号化されており、
B-CASカードがなければそれを復号化して視聴できないということです。

地上波ではアナログ1チャンネル分の周波数帯を13のセグメントに分けて
マルチキャリアでデータ伝送をしていますし、
BSではアナログ1チャンネル分を時分割で48スロットに分けて
複数チャンネルを送信しています。
とりあえずこれら仕組みによって送信されたデータは、
チューナによってデジタル1チャンネル分の
ビットストリームデータとして受信されます。
OSIっぽくいえば、このデータがネットワーク層から受け取る
TCP(実際にはUDPの方がしっくりする)パケットということになるでしょう。

実際には受け取ったデータはMPEG2TSパケットということになります。
MPEG2というと映像のデータ規格と思われがちですが、
音声のAACやコンテナのTS,PSなんてものの規格を含んだ
わりと壮大なものなんですね。
このコンテナとは一連の、そして一本のデータの流れのなかに
複数データを埋め込む方法のことです。
テレビ放送の場合、映像情報や音声情報だけでなく
データ放送用のコンテンツデータや
時刻情報や制御情報を含めなければならず、
それぞれを188バイトのTSパケットに細切れに収めて
それを適切につないでいったものが放送波に乗っかっています。

各TSパケットにはPIDが設定されており、
このPIDでそのパケットが何の情報なのかがわかるようになっており、
同一PIDのパケットを集めて画像や音声データを取り出します。
PIDはTCP(UDP)ポート番号みたいなものなんですね。

ところで、映像情報などは暗号化されています。
もともとは勝手に観られると放送局が大損する
有料放送のための暗号化なのですが、
なぜか無料放送の地デジやBSも暗号化されています。
で、前置きが長かったのですが、
この暗号化された映像がどうやって復号化されるかということです。

実は暗号化された映像を復号化するための鍵はTSパケットのうち
ECMと呼ばれるパケットに格納されています。
ならばお金を払ってなくても
ECMが読み取れれば誰でも映像が観れるということになるのですが、
そうはうまくいかず、ECMも暗号化されているのです。
もちろん映像復号用の鍵とは違う鍵が必要です。
ではECMの復号用の鍵はどこにあるのかというと、
これはEMMと呼ばれるTSパケットで放送されています。
そしてEMMもまた暗号化されています。
その暗号を解くのがB-CASカードなのです。

B-CASカードには一枚一枚に
別の識別番号(ID)とEMM解読鍵が書き込まれています。
テレビは受信したEMMの中から
自分にささっているB-CASカードのID用のデータを探し、
それをB-CASカードに送ります。
B-CASカードは自身でEMMのデータをEMM解読鍵を使って復号化し、
ECMの復号鍵を取り出すのです。
それぞれのB-CASカードに書き込まれたIDと鍵は
B-CASカードの管理会社が情報として保存しており、
放送局はそれぞれのB-CASカードのためにEMMを放送しているのです。

ちなみにB-CASカードのIDは10000000000000000通りあるので、
放送局は最悪1京毎のB-CASカード用にEMMデータを送る羽目になりますし、
そもそもそれ以上のB-CASカードは発行できないことになります。
まあ現実的にそんな日が来るとも思えませんが、
私の手元にはすでに9枚のB-CASカードがありますし、
意外と早く100億枚ぐらいは行っちゃうかもしれませんね。

2011年9月27日火曜日

BS新局開局まであと少し

2011年10月1日、BSデジタルテレビ放送のチャンネルが増えます。
そしてその日まで1週間を切りました。
ということでテレビのEPGでは既に10月1日の番組表が閲覧可能になっており、
有料放送局も無料放送のオンパレードになっていることが確認できました。

私は最近地上波でなるべくなら観たいなーと思う番組が、

  • ネプリーグ

  • ぐるぐる99

  • ぺけポン

  • ぷっすま

  • 鉄腕ダッシュ

  • 相棒



ぐらいです。この中でも飽きかけのものもあれば
企画によっては観ないこともあります。
ドラマはあまり興味がありませんし、
ニュースもウェブで見たほうが早いし掘り下げられるし。
まあ単発の2時間ドラマとか映画は結構観たりしますが、
これらはBSのほうが充実していて
無料視聴なBS局と、既に加入しているWOWOWの番組のほうが
観ている率は高いですね。
そんなこんなで、新BS局にはちょっとだけ期待しています。
これ以上有料放送に加入するのは辛いのですが、
開局にあわせて実施される無料放送でも観ながら
今後の契約内容など見直すことになるかもしれません。

さて、そんな新BSですがちょっと心配なことがあります。
現在録画機として使っているDTV-X900のEPGに
新BS局が現れないことです。
実は未だにNHKのBS2の局が消えずにそのまま残っていますし、
10月1日までにきちんと表示されるかどうか…
手動で何か操作しなくてはならないのでしょうかね?

2011年9月23日金曜日

iPhone5(?) auから販売?

多分あるだろうなと思っていたことが
どうも確からしいことが明らかになってきました。
AppleのスマートフォンiPhoneの新機種
(とりあえずiPhone5と呼ぶことにします)が
auからも発売されるという報道が駆け巡りました。

そもそも先に米国で発売されたCDMA版iPhone4では
GSMをわざわざ殺しているというような話もあり、
iPhone5がW-CDMA/GSM/CDMA全部対応する
グローバルユニークな端末にならない合理的理由がない現状、
auが携帯電話事業者国内2位を死守するためには
導入しない道理はありません。

iPhone5の性能や販売の詳細については
近々正式発表があるはずですのでそれを待つこことし、
ここではこれまでとしましょう。

で、何の話をするかというと、日本の携帯電話メーカー、
いやスマートフォンメーカーの話です。
現在国内でサービスするキャリアに
スマートフォンを納めている純粋な国内メーカーは、
シャープ、パナソニック、富士通東芝、NECカシオの4社だと認識しています。
この4社の海外事業がどうなのかのきちんとした情報を持ち合わせていないので
はっきりとしたことはいえませんが、
日本国内向けがかなりのウェイトを閉めているものと推察されます。

今回iPhone5の発売を開始しそうなauで言えば
シャープ、富士通東芝、NECカシオが影響を受けることになります。
auの今年の第1四半期(2011年4月~6月)のスマートフォン販売数は66万台で、
今年の年間の販売目標は400万台だそうです。
ちなみにスマートフォン含めた携帯電話全体の目標は1200万台のようです。
auのスマートフォンメーカーは上記以外に
PANTECH、SONY Ericsson、HTCの3社があり、
仮にこの6社が販売数量を均等に分け合うとすると、
一社あたりの年間出荷数の期待値は66万台となります。

ここでiPhone5が登場するとどうなるでしょうか。
iPhone5によって販売数全体が底上げされることも考えられ、
auが狙っているのはまさにそこだと思われますが、
その底上げ部分は100%iPhoneの取り分であるため、
他のメーカーには関係ありません。

重要なのは既存のauユーザがスマートフォンに乗り換えるときに
iPhone5を選ぶ可能性は高くなってしまうわけです。
契約の純増数が昨年実績120万件を維持するとすれば、
機種変による端末の販売は1100万台程度と思われ、
そのうち360万台が機種変のスマートフォンとなります。
他のスマートフォンメーカーにとっては
ここのでプレゼンスを死守することが最大命題になるのでしょう。
この客層を如何にiPhone5ではなく
他のスマートフォンに導けるかということになります。
ソフトバンクモバイルでの実績を鑑みるに
かなりの台数がiPhone5にもって行かれそうな気がします。
もし年間100万台掠め取られるとすると、
他メーカー各々の取り分は50万台に減ることになります。
前述の国内メーカー3社が国内キャリア3社に販売するにしても、
多数の機種で積み上げて年間200万~300万台程度でしょうから、
これだけとられると営業利益が吹き飛ぶ可能性も十分考えられます。
実際にはもっとひどい状況になるかもしれません。

さて、世界の携帯電話メーカーが今後どうなっていくかはわかりませんが、
日本メーカーが勝ち上がるには海外メーカーの買収しかないでしょう。
実際問題それは厳しいと思われるので、
国内のメーカー同士による弱者連合で時間稼ぎをするか、
さもなければ海外メーカーに買収されるかぐらいしかないのかもしれません。

日本国内の産業の空洞化が叫ばれて久しく、
製造面ではすでにそれが進んでいますが、
もはや王道製品は日本の企業が開発することさえできない
時代に突入しているのかもしれません。
グローバルに見ると日本は
超高級品、超最先端品、ニッチ製品に特化していくしかないのかもしれません。

2011年9月22日木曜日

マイクロフォーサーズでミラーレンズを

現在私が所有しているマイクロフォーサーズレンズで
最も望遠なのは45-200mmのテレ側で35mm判換算だと400mmとなります。
2011年12月10日の皆既月食や2012年5月21日の金環日食に備えて
もっと望遠がほしくなってしまうのですが、
現在最強の100-300mmは高価でとても手が出ません。
そこで、Kenkoのミラーレンズ500mmTマウントコンバータを買ってみました。
このレンズ(というかミラー)は35mm判換算で750mmということで、
400mmの2倍弱というなかなかな性能です。
まあ、絞り半段暗いですし何しろミラーですので
そんなに期待はしていませんでしたが、
超望遠というのはなんだか心弾みます。

ちなみに購入時500mmと800mm(35mm判換算で1200mm)で迷ったのですが、
ウェブでの評判を参考にしつつ、
ついでに財布と相談しつつ500mmに決めました。
先日ボーイング787を見に行ったときに使用しましたが、
単焦点で倍率が高いので構図の自由度が低く、
800mmにしないでよかったなと感じました。
800mmは更なる高みを目指す(深みにはまる?)ときに購入を考えることにします。
まあ、どちらにしても三脚は必須ですね。

ちなみに500mmレンズ+マウントコンバータがG1,GH1,GF1で撮影できることは確認しました。
ただし、そのままでは「レンズの装着をご確認ください」と表示されて
映像が見れなかったりシャッターが切れなかったりするため、
撮影ダイヤルをCUST(GF1ならC1またはC2)にして[MENU]キーを押し、
[カスタムメニュー]の5ページ目の[レンズ無しレリーズ]を"ON"にする必要があります。

参考までに2つのレンズで撮影した中秋の名月を載せておきます。

2011年9月21日水曜日

Windows8(?) developer preview

先日のマイクロソフトの開発者イベント"BUILD"で
次期Windowsのdeveloper preview版が公開されました。
私もここからダウンロードしてインストールしてみました。

最初 VMware Player 3 にインストールしようとしたのですが、
32ビット版、64ビット版ともにインストールできず、
しょうがないのでSOTECのPX9515PのHDDを新しいものにつなぎなおして
これに64ビット版を入れてみました。
以下、使ってみた感想など書いてみます。

Windows8の起動後に画面に現れるのは、
Windows Phone 7.5 のようなMetro Styleのメニューです。
メニューの各選択項目は見慣れたアイコンではなくタイルになっており、
少しの隙間を空けて規則正しく並んでいます。
きれいに整地された田んぼや畑を真上から見たような感じです。
ここの各タイルから全画面占有するアプリケーション本体が立ち上がります。
いわゆるタブレット端末と同様の操作体系になります。
ちょっと改良されているのが、
アプリケーションの情報が各タイル上に表示されることです。
例えばメールクライアントで未読メール件数が表示されるというようなことです。
タスクトレイのようなところに集中表示されるのとどちらが見やすいかは
ケースバイケースだとは思いますが、
Metro Styleなメニューであればこのほうが見やすいですね。
ただし、タイル上に情報を表示するのは目新しくもなんともなく、
iPadのメールクライアントではそういう表示になってますよね。

そして、そんなことを考えていて気づいたのは、
このメニューインターフェイスってWiiのとそっくりだということです。
タイルに相当する各チャンネルは単なる静止画ではなく動画になっていたり、
「お天気チャンネル」では設定した場所の天気が直接表示されていたり。
Metro Styleのアイディアは日本の地下鉄の案内板から
思いついたという話がありましたが、
実は任天堂からインスパイアされていたのかもしれません。

さて、このMetro Styleですが、従来のマウスとキーボードのPCスタイルでは
はっきり言って使いにくいです。
20インチぐらいの液晶モニタを接続したデスクトップPCで使うようなものではありません。
モニタを表示表面に手が余裕で届くぐらいの距離で扱うような
タブレット端末用だと思います。
やや大きめなモニタを持ったキーボートつきのクラムシェル型ノートPCでは、
モニタに手を伸ばすのがしんどいので、
いわゆるストレート型のPCでなければ、
今までのデスクトップのほうが使いやすいと推測します。
もちろんデスクトップはMetro Styleのメニューから
デスクトップタイルをクリックして起動することは可能です。

となると、私のねらい目は通常はタブレットとして利用できる
10インチ程度のストレートPCということになります。
しかもレガシーなデスクトップアプリケーションが使えるように
CPUのアーキテクチャはx86がいいです。
もちろんドッキングステーションと合体して
LCDの角度が自由に調整できるノートPCに変わればベストですね。
ドッキングステーションにはキーボード、トラックパッドだけでなく、
有線LANポート、拡張バッテリー、光学ディスクドライブ、USBホストポート、
HDMI出力ポート、サプリメンタルなHDDを搭載しているとかなり便利そうです。
さらに、ドッキングステーションが単なる周辺機器ではなく、
非力なARM CPUと小さなLCDを乗せて自立動作し、
ストレートPCとドッキングステーションを
必ずしも有線で合体させなくてもいいようだといいおもちゃになりそうです。

でもそんなの高そう…
iPad+ノードPCのほうが安くつきそうです。

2011年9月20日火曜日

Mouse Without Borders

先日、2台のPCをUSBケーブルでつないで
マウスやキーボードを共有できる
SCY-USBDLC02を紹介しましたが、
同等の機能をLAN経由で利用できるMouse Without Bordersが
マイクロソフトから発表されました。
マウスやキーボードの共有が双方向であることや、
PC間でのクリップボードの共有や
ドラッグアンドドロップによるファイルコピー機能も共通しており、
Mouse Without Borders には
3台以上のPCでの連携も可能というアドバンテージがあります。
いまどきネットワークに接続していないPCなどほとんどないので、
SCY-USBDLC02の存在意義がかなりかすんで、
というより市場から消えていくことになるような気がしています。

SCY-USBDLC02が生き残るには、
私が指摘しているバグ(販売会社には報告済み)を直すことや、
WindowsだけでなくMac OS XやLinuxでも使えるようにすること
ぐらいではないでしょうか。
先ほどネットワークに接続していないPCなど
ほとんどないと書きましたが、
いろいろな都合でそういうPCもないことはないので、
そこの需要を汲み取った面白ツール的存在で
なんとか販売を続けてほしいものです。
何しろそういうレアな環境が手元にあるもので。

2011年9月16日金曜日

2012年5月21日の金環日食

まだだいぶ先の話ですが、
2012年5月21日に日本で部分日食や金環日食が見られます。
詳しくは国立天文台のサイトをご覧ください。
ここの地図によると、もっとも金環度が高いのは
九州南端、紀伊半島南部、東京を通る直線上ということになります。
時間帯が朝の6時から9時と比較的早く太陽の高度が低いので、
東が開けていることと陸地であることを考えて
紀伊半島の熊野か茨城の霞ヶ浦あたりがよさそうです。
もちろん天気がいいことが最大の条件なのは言うまでもありません。
2009年7月22日の皆既日食のときは
私自身は部分日食しか見れなかったもの
天気的にかなり残念な結果になりましたので、
次回は金環日食を見に茨城が三重まで行きたいと思っているところです。
震災復興に一役買うという意味では茨城がいいかも。
あと気候的にも茨城のほうがよさそうな気がしますが、
天気は水物ですからねぇ。

さて、2009年の日食撮影のときは、減光シートフィルタND400を2枚購入し
セロハンテープで貼り付けるという不細工なことをしていたので、
次回のためにラバースナップフィルタホルダーを買いました。
値段のわりにちょっとチープなつくりだったので、
付属のゴムバンドが劣化したらどうしようかとかなり先の心配もしましたが、
これならほとんどの交換レンズに対応できます。
ただし、枠だけなのでフィルタをきちんとはめるために
ボール紙でホルダーを作らなければなりませんので、
それぐらいの手間はかけることにします。

2011年9月15日木曜日

超新星爆発が見られた?

9月9日からの数日間
北斗七星の柄の先っぽあたりで
双眼鏡でも観測できるかもしれない超新星爆発があるということで、
私も15倍の単眼鏡で探したのですが、
雲がかかっていたり空が明るかったりで全く見えませんでした。
星の見える郊外まで行って…と思ったんですが、
どこまで行って星空なんて見えないし。
よほど山奥にでも行かないと最近は星が見えませんね。

2011年9月14日水曜日

Nintendo 3DS Conference 2011

本日 Nintendo 3DS Conference 2011 が開催されました。
世の中ソーシャルゲームがはやっているとは言われていますが、
テレビコマーシャルで盛んに宣伝している携帯電話向けゲームは、
あまりゲームっぽいものがなく、個人的には興味がありません。
私のスマートフォンにも無料の数独は入れていますが、
ダウンロードアプリは実用系や技術系のものばかりです。
何しろNintendo3DSを持ち歩いているので、
ゲームはもっぱらそちらで遊びます。
やはりゲームは専用機で遊びたいんですよね。

さて、本日のカンファレンスは流通業者向けということで、
来年初めぐらいまでのソフトウェアのラインナップの発表が行われました。
年末にかけて私がほしいのはやはり

  • スーパーマリオ3Dランド(3DS)

  • マリオカート7(3DS)

  • ゼルダの伝説 スカイウォードソード(Wii)


の3本ですかね。
特別仕様の本体の企画も複数あるようですし、
楽観はできないものの3DSは何とか普及していくような気がしています。

ところで、最初うわさが出た時に何かの冗談かと思った
「拡張スライドパッド」が本当に正式発表されました。
右のスライドパッドが追加されますが、
なぜ最初からつけておかなかったのか悔やまれます。
「拡張スライドパッド」の写真を見ると非常に不細工なのですが、
SDカードのスロットとWLANのスイッチが隠れてしまっています。
また、本体のRボタンが押しにくくなるので、
拡張スライドパッド側に新たなRボタンが設置されているかもしれません。
もしかするとほかにも何かついている可能性もありますね。
バイブ機能とか。

ここで疑問なのが拡張スライドパッドから本体への信号伝達方法です。
そもそも3DSの表に出ているI/Oというと、
ゲームカードスロット、SDカードスロット、イヤフォン端子、
ACアダプタ端子、クレードル充電接点、赤外線通信ポートだけです。
写真で見る限りイヤフォン端子は空いたままですし、
形状から考えてSDカードスロットではなさそうです。
また、「拡張スライドパッド」には別途単四電池が必要ということで、
電力供給ができるゲームカードスロットは外れます。
ACアダプタ端子やクレードル充電接点から
信号を受けることは技術的にはできるでしょうが、
本体設計時にそこまで考えているかどうか微妙ですし、
順当にいけば赤外線ポートということになります。
もしかして実は本体にbluetoothを積んでて…
てことはないですよね当然。

2011年9月13日火曜日

9.11 から10年

あの9.11から10年が経ちました。

私はあの日の直前までアメリカのサンフランシスコに滞在していました。
当時のパスポートを見ると9月9日に帰国していることが確認でき、
逆算すると米国太平洋時間の9月8日、
記憶によれば昼前出発ぐらいの飛行機で帰国しました。
ニューヨークのWTCに1機目の旅客機が衝突したのが
米国太平洋時間の9月11日の朝9時ぐらいだったので、
もし帰国が3日遅れていれば、
アメリカに少なくとも一週間足止めされていたことでしょう。

その後の政治的事柄についてここで書くつもりはありません。
しかし、アメリカは自身が世界の盟主であるとの思い込みを引っ込め、
もっと謙虚になるべきだとは思います。
もちろんそれは他の国にも言えることです。
私は学生時代に1年間香港で暮らした経験がありますが、
その中でつかんだもっとも大きいことは、
他の文化と思想を尊重するということだと考えています。
こんなことを書いているとエシュロンに引っかかりそうなので
この辺にしておきましょう。

さて、あれから10年経ち、その間にアメリカに何度か行きましたが、
飛行機に搭乗する際のセキュリティチェックには閉口します。
なんだか知らないんですけどよく引っかかるんですよね。
最近はX線で透視してボディーチェックをするなどやりすぎ間が漂っており
もうアメリカには好んで行こうとは思いません。

ということで来年ヨーロッパに遊びに行きたいなと。
ANAのB787でフランクフルトなんていいですね。
フランクフルトで観光というと、
博物館、美術館、劇場めぐりになるんでしょうか。
国際金融都市でもありますし、
ニューヨークっぽいのかも知れません。

2011年9月9日金曜日

kernel.org 消滅?

昨日のことです。
ちょっと特殊な環境でandroidのカーネルソースを取ってこようと

$ curl http://android.git.kernel.org/repo > ./repo

を実行した後、
いろいろと都合があってかなり時間が経ってから、
続きの処理を進めようとしたのですが、
ソースが全く取得できません。

いろいろ悩んだ挙句、
過去に実績のあるごく一般的な環境で

$ curl http://android.git.kernel.org/repo > ./repo

を実行してみたところエラーとなります。

いろいろ調べ進めていったところ、
最終的に"android.git.kernel.org"の
IPアドレスがDNS引きできていないことに気がつきました。
さらには"www.kernel.org"でさえ引けないという緊急事態に。

"kerne.org"が蒸発したのかとマジであせったのですが、
ググッたところこんな記事にぶち当たりました。
要は現在サーバをオフラインにして復旧中みたいということです。
かなり前にもマシンの故障か何かで
"kernel.org"がオフラインになったことはありましたが、
今や準社会インフラたる"kernel.org"のサービス停止は結構インパクトがあります。

それにしても、repo が正常にダウンロードできた直後(直後でもないんですが)、
サービス停止になるとはなんというタイミングの悪さ、
おかげで原因に気付くまでかなりの労力をつぎ込んでしまいました。
repo も取れてなかったら多分もっと早く気付いていたでしょうに。
何はともあれ早いこと復旧してほしいものです。

2011年9月8日木曜日

Androidでマルチアカウント

私は複数のGoogleアカウント(Google Apps含む)を持っていて、
場面によって使い分けています。
au IS01のAndroid 1.6ではいったんGoogleアカウントを登録したものの
後で別のアカウントに変更したくなりましたが、
どうも端末の初期化以外に方法が見当たらないという鬼仕様っぽく、
やむを得ず初期化を行いました。
元の環境に戻すのに結構な手間がかかってしまいました。

Galaxy mini のAndroid 2.2ではそのあたり改善されていて、
複数のGoogleアカウントを登録できます。
メールと連絡先とカレンダーについては完全にマルチアカウント対応です。
ところが、トーク(Google Talk)については
プライマリーのアカウント1つにしか対応できないようです。
まあ、xmpp対応のチャットツールを
別途インストールすればいいのでしょうが、
この辺まだまだ改善の余地がありますね。

ところで、無料のxmpp対応アプリケーションをいろいろ試しても、
Google Appsのアカウントになかなかログインできません。
私が試した中ではIM+だけがログインに成功できました。
単に私の設定が悪いだけかもしれませんが。
で、とりあえずIM+を使っていたんですけど…
これを立ち上げているとバッテリーの消費が4倍くらい早くなって、
電源を入れているだけで半日もあれば電池切れとなってしまいます。
さすがにこれでは使えないので、
ここはいっちょ自作してみるかなと。
まあやる気になるまでが亀よりのろい私のこと、
いつ取り掛かることやら。

2011年9月7日水曜日

SCY-USBDLC02 でマウスとキーボードを共有する

ちょっとした買い物のため近所のPCパーツショップに行ったときのこと、
なにか面白いものないかなと商品を一通り見ていたところ
面白そうなものを見つけました。
SCY-USBDLC02です。
両端にタイプAのUSB端子が付いた単なるケーブルに見えるのですが、
これで2台のWindows PCを接続すると、
それぞれのPCに接続されたキーボードやマウスを、
もう片方のPCの操作に使えるようになるという機器です。
簡易的なキーボードマウス切り替え機といった趣向です。

この手の機器としてはKVM切替器が一般的ですが、
モニタが2台あってキーボードとマウスだけ共有したいのであれば、
価格も手ごろでなかなかいい選択肢です。
って、そんな環境名かなかなさそうですが。
そもそも2つのPCがネットワークでつながっているなら、
VNC系ソフトウェアでいくらでも解決できますし。
SCY-USBDLC02 が有効な環境の例を挙げるなら、
別系統のネットワークにつながった2台のWindows PCが机の上にあり、
各PCにはそれぞれモニタが接続されていて、
キーボードとマウスもそれぞれにつながっているんだけど、
2組もキーボードとマウスが机の上にあるのは邪魔なので
1組だけにして2台のPCで共有したい
というような感じでしょうか。
うーんかなりレアですね。

まあ、それはそれとして私のセットアップ記を紹介しましょう。
まず最初にCD-ROMやUSBメモリのオートプレイを有効にしておきましょう。
これをしておかないとはまります。
私のWindows PCにはVMwareがインストールされていて、
オートプレイが無効になっていたのですが、
この状態でSCY-USBDLC02を挿すとデバイスドライバのみがインストールされます。
デバイスドライバがセットアップできれば、
他のPCのマウスやキーボードでコントロールされるPCにはなれます。
しかし、コントロールする側になるには
オートプレイでインストールされるユーティリティが必要になります。

ちなみにオートプレイを有効にするには、レジストリの

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Explorer



HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Explorer

にある項目

NoDriveTypeAutoRun

を削除して再起動すればOKです。

もし、オートプレイを有効にし忘れてユーティリティが
インストールされなかった場合は、
別のPCにインストールして

C:\Documents and Settings\&ltユーザ名>\Application Data\JARGY

をコピーし、その中の

MK Sharing + FC\FunctModules\{23863E42-6AAC-482c-81D2-BD6A23CCFEF8}\MKSharingFC.exe
MKS+FC\ExImg\ImageRoot\MKS+FC.exe

の2つのソフトを起動してしまえば問題なく動作します。

さて、肝心の使い心地ですが…
悪くありません。かなり便利です。
2つのモニタをシームレスにつなぐような形でマウスポインタを動かし、
マウスポインタがアクティブなPCがキーボードの入力を受け付けてくれます。
双方でユーティリティが起動していれば
クリップボードは共有化できますし、
ドラッグアンドドロップでPC間のファイルコピーも可能です。
特殊キーである[ctrl]+[alt]+[del]も
[ctrl]+[alt]+[insert]によって他方のPCに発行できます。

ところが大きな欠点もあります。
キーボードの一部のキーが被操作PCで効きません。
被操作PCで[半角/漢字]だけで
日本語入力モードになるように設定しているにもかかわらず
[alt]+[半角/漢字]を押す必要があります。
また日本語関連の[変換]キー、[無変換]キー、
[カタカナ/ひらがな]キーが効きません。
ここまではなんとか運用でカバーできます。
が、痛いのは[\]キーと[バックスラッシュ]キーが効かないことです。
すなわち'\','|','_'の文字の入力がキーボードからできないのです。
もちろん不可能というわけではなく、
日本語入力モードで"えん"と書いて'\'に変換するとか、
タスクバー近くにある言語バーの[IMEパッド]から
[ソフト キーボード]を立ち上げて、そこから入力するとか、
操作している側のPCで入力してクリップボードにコピーし、
それをクリップボード共有でペーストするとか、
方法はいろいろありますが面倒なのです。
SCY-USBDLC02を本格的に使うなら、
英語キーボードを使うのも手かもしれません。
ちなみに音量調節キーのような特定のキーボードの独自キーは
常に操作している側のPCで処理されます。
まあこれは仕方ないですね。
さらについでに書き加えると、
マウスポインタの移動によって被操作PCから操作PCに切り替える時に、
被操作PCのナンバーロックがなぜか外れてしまいます。

なお、姉妹品としてDVD-ROMのような光学ドライブを共有する機能を有するSCY-USBDLC01や、
SCY-USBDLC01とSCY-USBDLC02が合体したSCY-USBDLC03なんてのもありますので、
用途にあわせて使ってみてはいかがでしょうか。
ただし、これらは同時に複数は挿せないっぽいです。

2011年9月6日火曜日

香港旅行2011 後記 - その15 食事

今回の香港旅行、一人旅立ったもので食事は結構質素でした。
比較的お金を使ったのが、
ホテル日航の朝食バイキングと上階のバー、
尖沙咀のステーキハウス、飲茶の糖朝ぐらいで、
あとはマクドナルドとか
MTR駅構内に点在する美心西餅で買ったケーキとか、
旅行に来たとは思えないものを食べていました。
まあ、私にとってはマクドナルドや美心西餅は
結構思い出深いのですが。

ところで、マクドナルドでは
マックチキンがHK$8で、これは20年前と変わっていないと思います。
味も多分変わっていません。
当時ハンバーガーはHK$1.5、チーズバーガーはHK$2だったのですが、
これらはメニューから消えてしまっています。
コーラのSサイズはHK$5で、当時はHK$2.2だったので、
私がよく使うコーラ換算での物価は20年で
2倍ぐらいになったということでしょう。
ちなみに、タクシーの初乗り料金でいうと、
HK$5.5が2011年7月現在でHK$20になったということで、
こちらは4倍ということになります。

当時の一般的な香港人の月収はHK$2000~3000(HK$1=17円)だと
聞いたことがあるので、
現在はHK$1=10円として日本円に換算すると数万~10万円ということになります。
それでも香港人には日本が好きな人が多く、
若い女性のなかには一年に一度は日本に行って、
東京で服とか靴を買っている方もいるそうです。
まあ、香港からなら日本は3時間ほどでつくので、
旅行にはちょうどいいのかもしれません。

私も1年に一回くらい香港に遊びに来るのもいいかな
などと思ってしまうのでした。
ヨーロッパ、特にイタリアには一度行ってみたいとは思っていますが、
香港なら午前中に日本を発って2日後の午後の便で日本に帰れば、
3連休を利用すれば2泊で丸2日楽しめるのでなかなかいいかもしれません。
ANA系LCCのピーチアビエーションが香港に就航してくれれば
エアチケット代も抑えられそうですしね。

長く連載してきた香港旅行後記も今回で終わりです。
今のところ予定はありませんが、
香港に限らず旅行記はまた書いていきたいと思っております。

2011年9月2日金曜日

Galaxy mini でUSBテザリング

香港で購入した Galaxy mini GT-S5570 をPCとUSB接続して、
USBモデムとして使おうとデバイスドライバを探したのですが
なかなか見つかりません。
SAMSUNGの香港のサイト
Kies(私が使っているのは"Kies_2.0.1.11053_99_3.exe")というユーティリティがあったので、
Windowsにインストールしたところ、
ドライバ類も一緒にインストールされました。
Galaxy miniをUSBでPCに接続すると、
Galaxyの[Settings]-[Wireless and networks]-[Tethering and Mobile AP]-[USB tethering]が
設定可能になるので、これを有効にすればUSBモデム、
というかネットワークインターフェイスとして動作するようになります。
人が集まるカンファレンスではたくさんの無線ルータで混雑しますが、
そんなときにUSBテザリングが使えればとっても便利に使えます。
ただしWindows用ドライバしかなさそうなので、
MacBook Airでは素直に無線LANで接続しましょう。

2011年9月1日木曜日

Nintendo3DSのアンバサダープログラム

大使と呼ばれるような実績もないのですが、
くれるというものを断るほど人間できていませんので、
Nintendo3DSのアンバサダープログラムに参加して
ゲームを10本ダウンロードしてきました。
本当は明日からのはずなのですが、
なぜか今日ダウンロードできてしまいました。

Nintendo3DSのホームメニューから
ニンテンドーe-shopを起動し、
[設定・その他]から[購入済みソフト]を選択し、
アンバサダープログラムで権利確定したソフトを
ひとつずつダウンロードすれば遊べます。
が、ダウンロード面倒です。

ちなみに今回ダウンロードできるようになったのは
ファミコンのバーチャルコンソールのソフトで

  • スーパーマリオブラザーズ

  • メトロイド

  • ゼルダの伝説

  • レッキングクルー

  • マリオオープンゴルフ

  • ドンキーコングJr.

  • バルーンファイト

  • アイスクライマー

  • リンクの冒険

  • ヨッシーのたまご


です。
ついでに

  • アンバサダー・プログラム登録証


もダウンロードできます。
とりあえずスーパーマリオはクリアしてしまいました。

アンバサダープログラムの残りの
ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールソフトが
ダウンロードできるようになるまでは、
これらを遊んでようかと。